下駄履き保育
有度幼稚園が下駄履き保育を始めて28年。幼稚園の下駄は老舗の下駄屋さんと提携し軽い桐を使い、一つ一つ手作りしています。
下駄を履く事で・・・
五指をしっかり踏ん張り、親指と人差し指で鼻緒を挟む!
土踏まずの形成や足指の健やかな形成を助け、体の重心を安定させバランスの良い身体の発育を促す。
足の裏を刺激する!
内臓に繋がるつぼを刺激して健康な身体を作る。
脳に繋がる神経を刺激して頭の良い子を育てる。
入園時に園長から下駄を1足プレゼントをします。
お父さんお母さんに絵や名前を書いてもらうと、世界にたった一つの自分だけの下駄ができます。
子ども達は下駄が大好き!
下駄を履いて 走る事もできる 縄跳びもできる フラフープもできる
歯が磨り減って草履のようになるまで履いています。
医学博士で、松陰大学で教授をされている加城貴美子先生に10年前から一人一人の子ども達の足型を卒園までの3年間続けて測定して頂き、保護者の方に結果をお知らせしています。「土踏まず」ができていく様子や「足指が発達していく様子」がよく分かると好評です。
研究の中で、有度幼稚園の子ども達の足が他園(日本各地)の子どもに比べて良いとお墨付きを頂きました。今後も続けてご指導いただきます。
ポジションあそび(良い環境を設定した自由遊び)
選択力・決断力・集中力・工夫する力・挑戦する力・関わる力・観察力・想像力・遊び力・創造力を育てたい!
朝登園してから、10時頃までの登園時間の時差を利用しクラスの枠をはずして異年齢で
交わりながら遊びを展開します。
1年を通じて活動するポジションと季節に応じて活動するポジションがあります。
園内に設けられたポジションの中から、自分が遊びたいと思うものを見つけて遊びます。やりたい事をとことんやれる、そんな環境つくりが特徴です。
片付けは、時間になるとみんなで力を合わせて一斉に片付けます。
自主的自由活動ポジションあそびに詳しく紹介されています。
アイアイルーム
選択力・決断力そして、聞く力・聴く力・想像力・理解力・伝達力・言葉を育てます!
先生達が1年を通し自分の好きなお話を選び、読み聞かせや語りを行います。
1学期は絵本の読み聞かせ
2・3学期はストーリーテーリング(原文をそのまま覚え子どもの目を見て話をする)
電気を消してろうそくに火をともし、語りかけます。
子ども達は、自分が聞きたいと思うお話を選び、そのクラスへ移動します。
お話を聞いた子ども達は、アイアイルームカードをもらって家に帰り、お父さんお母さんに今日聞いてきたお話を伝えます。
年少さんは
「あのね~あのね~忘れちゃった!」
「○○ちゃんと、行ったよ!」「楽しかった?」「うん!楽しかったよ!」
年長さんになると
「むかしむかしあるところに・・・」
「待って待って!もっとゆっくりお話して!ママ書くのに間に合わないわ!」
という声も聞かれるほど、お話を覚えて伝える子もいます。
お話が好きな子が育つだけでなく、家族のコミュニケーションの一助として、とても大切にしている活動です。
愛愛の森(自然体験活動)
楽しい!すごい!森の中にはフィトンチッドがいっぱい!
森の中で過ごし、小さな生き物とのかかわり、草花遊びを通じ自然のエネルギーを身体全体で受け止め、穏やかな心を育てます。
駿河区平沢にある軍田ヶ谷地区(県所有の里山)をお借りして1年を通じて活動しています。
学年によって、年間で10回~15回位を予定し、2クラスずつ、バスに乗って行きます。
先生だけでなく、運転手、お手伝いのお母さん、お父さんの有志の皆さんと一緒に半日楽しく遊んできます。帰ってくると心地よい疲れから、穏やかに過ごす子ども達の様子が伺えます。フィトンチッドの効果かな?
- 四季を通す事で、四季の変化を同じ場所ではっきりと感じることができます
- 同じ場所(山・川・森)に何回も足を運ぶ事で「今度は○○しよう!」先を読み意欲をもって遊びを深める事ができます
- 現場にある自然物を利用して遊ぶ事を覚え、工夫したり想像性が豊かになります
- 小さな生き物と出会い、遊ばせてもらい、帰りは同じ場所に返してくる事を自然にできるようになり、命を感じ思いやりの心が育ちます
古賀敏朗トータルリズム♪
聞く・聴く・動く・止まる
心身の一致と調和
集中力・即時性・観察力・判断力・反応力・想像力を高めるトータルリズム♪
リズム能力は、3歳から6歳の感覚時代が最盛期とされています。
東京・神奈川・静岡で自然心理に基づくトータルリズム(トシローサン音楽アカデミー)を主宰している古賀敏朗先生を講師に招き、各クラス月2回の活動を行っています。
3.4.5歳のそれぞれの発達に合わせたカリキュラムに基づき、楽しみながら学ぶトータルリズムになっています。
年長 水泳教室
体力作りと就学に向けて、水に慣れ親しむことをねらいに、年15回(月1~2回)瀬名にある常葉スイミングに、年長児全員で水泳指導を受けに行きます。
常葉スイミングは、子どものスイミング指導を専門とし、1人ひとりのレベルに合わせ、楽しみながら無理なく泳ぐ為、泳ぐことが大好きになり、体力もついていきます。
いのちの畑
四季を通じて、食物の命を大切に育て、旬の命を頂く体験をする。
季節を感じ、感謝の心を育てる
春 | 夏 | 秋 | 冬 | |||||
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ジャガイモ | ||||||||
トマト キュウリ ナス オクラ ピーマン | ||||||||
サツマイモ | ||||||||
大根 | ||||||||
ブロッコリー ほうれん草 キャベツ 白菜 |
畑の博士・先生・お手伝いのお母さん方と一緒に
土作り・畝作り・種まき・苗植え・水かけ・収穫と体験します。
食育
自ら育て収穫した事、みんなで食べる経験が食欲を促す。
自分で育てて、トマトが食べられるようになったよ!
クラスで収穫した野菜を塩もみして食べたよ! など
観察
実際に触る・見る・匂いをかぐ・味わう・聴く など五感を使った体験が好奇心を育てる。
掘ってみたら、サツマイモは家族になって繋がっていたよ!
キュウリはいぼいぼが痛いよ!
キュウリを食べるときは耳をふさいでごらん! ポリポリ!パリパリ!
トマトが甘い! 昨日より赤くなってる!
ピーマンの匂いがする!
モルモットの飼育
子ども達のアイドル、モルモットちょこくん、げんきくん、くろくん
年長児が中心にお世話をしています。
朝登園した子ども達が、マットの新聞紙を取り替えてケースを掃除しご飯を上げます。
帰りも当番でお世話をして降園します。
モルモットはお世話をしてくれる人の顔や声を覚えてなつきます。
子ども達は、飼育ケースに敷く新聞紙の枚数やケースの掃除に工夫を凝らし、餌となる 野菜を、モルモットが食べられる分量・枚数・種類を学びながら調節して与えていくことを覚えます。
始めは難しい事ですが、先生や友だちと協力して体験を重ねる事で、命を守り育む喜びと楽しさを感じていきます。