おもちつき

♪じゅうごやさんの もちつきは ぺったんぺったんぺったんこ♪

12/19(火)は保護者会、児童係のお母様方、アイアイパパと一緒におもちつきをしました。

朝、子ども達が登園してくる頃には「かまど」「かま」「せいろ」「うす」「きね」等準備中。

かまどに火をつけ、もち米を蒸し、いよいよもちつきの始まりです。

日本には稲作信仰というものがあり、稲は「稲魂」や「穀霊」が宿った神聖なものだと考え崇められてきました。稲から採れる米は人々の生命力を高める神聖な食べ物で、米をついて固める餅はとりわけ力が高いとされているそうです。そこで、祝い事や特別な日であるハレの日にもちつきをするようになりました。日本の行事の大黒柱であるお正月はお餅が重要な役割をはたすので年末にもちつきをするようになったそうです。

まず最初の臼でついたもちは、有度幼稚園に飾る鏡餅を園長先生が願いを込めて作ります。

鏡餅には特別な意味があります。新年を司る「年神様」が元旦にやって来て、新年の魂(年魂)を授けてくれると考えられてきました。この新年の魂の象徴が丸い形をした「鏡餅」です。三種の神器に「八咫の鏡」があるように、鏡は神様の象徴でもあったため、丸い形をした昔の鏡を神聖なお餅で表すようになり、「鏡餅」と呼ぶようになったそうです。

有度幼稚園の子ども達が来年も健康で、元気でお友達と仲良く過ごせますように…と願いを込めて作りました。

いよいよ次から子ども達のおもちです。

蒸し上がったばかりのアツアツのもち米を、温めておいた臼に移します。まだツブツブのもち米が仲良くくっつくように「こづき」ます。

仲良くなった頃からいよいよ「よいしょ~」とついていきます。「つき手」は力持ちのお父さん、「手がえし」は先生、二人の息と子ども達のかけ声がピッタリあって美味しいお餅がつきあがりました。

つきあがったお餅は小さくちぎって子ども達の手へ。あつあつ出来立てホッカホカのお餅を丸めて、お餅そのものの味を味わいました。

今日一日で「かまど」「かま」「うす」「きね」「せいろ」「こづき」「手返し」等の言葉も覚えました。

来年も健康で、元気にみんな幸せに過ごせますように…。良いお年をお迎えください。